当寺は天台宗(天台法華円宗)法華山寶塔寺来迎院と称し、本山は滋賀県の比叡山延暦寺です。
本尊は阿弥陀立像を中尊とし、その左右に左脇侍の観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配する三尊形式です。
永正十四年(1518年)、現在の茨城県稲敷市小野の逢善寺の末寺として開山しました。
後の弘治元年(1555年)、覚仙大阿闍梨により中興され、第一世となりました。
翌、弘治二年、江戸崎城主、土岐治英公により多宝塔の修繕が行われたことが塔の宝珠に刻まれています。
また文化二年(1805年)に上野の輪王寺より二百両のご寄進があり、格式の高い寺院であったことが想像できます。